おはやし演奏

和太鼓、笛、鉦でのおはやしです。どこか懐かしい日本の原風景がよみがえってきます。人寄せで演奏された「寄せ太鼓」や滋賀県に伝わります「水口ばやし」をもとに、花こま風にアレンジして、皆様にお届けいたします。

和太鼓演奏

東京都八丈島でお盆の時期に、地元の人々が競って演奏する自己オリジナル歌入り太鼓が「八丈島太鼓」です。歌が入る和太鼓は全国的にも珍しいものですが、この太鼓をもとに、励ましの太鼓として演奏されてきた「八丈島太鼓」や神奈川県三浦半島に伝わる「ぶち合わせ太鼓」ほかの和太鼓演奏がございます。

寿獅子(ことぶきじし)

西日本では二人立ち獅子が主流ですが、関東一円では一人立ちの獅子舞が有名です。この江戸に伝わる「寿獅子」を教えていただき、関西では中々お目にかかることのできない一人獅子として皆様のもとで上演し続けています。獅子舞は縁起物で、お正月、お祝い行事、厄払いには欠かせない演目となっていて、花こまの中でも上演頻度の高い演目となっています。荒々しい立ち回りの後、いかつい獅子が居眠りをする愛らしさのコントラストは絶妙です。笛、太鼓の生演奏で上演し、途中、会場にお集まりの皆さんの頭を噛んで廻りますのでお楽しみに!

そーらん節

最近の「ロックソーラン」や「よさこいソーラン」を生み出す元となった、ニシン漁で栄えた北海道を代表する国民的な演目です。今では、いろんな処で機械化が進み、人の手で労働をする機会はめっきり無くなり、人の力で漁をしたかつての様子が踊りとなってよみがえってきます。勇壮な踊りのひとつひとつの仕草の説明も交えながら上演してまいります。

南京玉すだれ

今や、いろんなイベントで登場する身近な大道芸となっています。かつては、「ささら」(編竹棒)を使って人寄せをしたのが始まりだといわれています。この芸能に関しては、単に演目を見て頂くだけでなく、ぜひ、体験して頂きたいと思い、会場のお客さん飛び入りで上演して参りました。「私、初めてです!」とおしゃる方が本当に初めてかと思うくらいスムーズに、いろんな形を作って下さいます。「浦島太郎の釣竿」「朝を告げる雄鶏さん」「大きな橋」「阿弥陀如来か釈迦如来」などなど、丸く削った竹の棒からこれほどまでに、いろんな想像ができるものなのかと、日本人の想像力のたくましさに改めて敬意を抱きます。ぜひ、皆様も一度チャレンジを!

もちつきばやし

三味線、太鼓、歌のおはやしにのせまして、蒸し上げたもち米を三種類の踊りを交えてつきあげて参ります。こちらの芸能も会場にご参加の皆様に挑戦して頂く、視聴者参加芸能で、つきあげた餅はすぐにきな粉餅にして、皆様に食して頂く、超人気芸能です。心が通い合い、打ち解け、和み、会場の雰囲気が一変すること間違いありません。

花田の子守唄

姫路市花田地域に伝わる子守唄です。子どもをあやす子守唄がある中、こちらは子守奉公自身の身の上を歌い上げる内容となっています。美しい旋律ながら、日本がたどってきた一時代を象徴した、身に迫る子守唄です。子守唄には珍しく、琴を伴奏に上演いたします。

車人形(くるまにんぎょう)〔背柱型〕

日本を代表する文楽人形の伝統を受け、江戸から明治への移行時期に、現在の昭島市で発明された一人遣いの人形を元に、背柱(せちゅう)という人形構造に新たな工夫を加え、上演しています。山形県民謡「花笠踊り」、地歌漫才をもとに改編された「新曲まんざい」を上演しています。背丈は80㎝ほどですが、日本人の生み出した愛らしい人形の世界を

                どうぞお楽しみ下さい。

秋田大黒舞

無病息災、五穀豊穣など、幸せに、豊かに暮らしていけることを願った民衆の想いが込められた民舞です。華やかに、朱扇を使って踊ります。まず初めに、「いちで・・・。」「にぃで・・・。」という、郷土芸能の「まんざい」などで使われるおめでたいかけ言葉や、観客の皆さまの手拍子をいただき上演を始めてまいります。

はりまの大黒舞

兵庫県赤穂市に伝わります「大黒舞」をもとに、今に生きるお百姓さんの想いを盛り込み、新しく創作いたしました。 命の源となる米作りが、現代では、大規模大型機械化、減反、価格競争の危機にさらされています。 幾千年と続けられてきた、この米作りが私たち日本人を築いてきました。 それは、

                                          これからも変わることなく続けていきたいものです。

                                          日本人の誇りと愛情を込めて米作りの大切さを訴えます。

はりまの田植え踊り

兵庫県宍粟市に伝わる田植え歌にのせまして、機械化になる以前の農作業の様子を踊りにしています。 田起こし、籾撒き、牛との共同作業、代掻き、田植え、刈り入れ、脱穀、豊作の喜びなど、今では見るこの無くなってしまった懐かしい農作業の風景がよみがえってきます。 連綿と営まれたきた農作業への感謝と、これからも大切にしていきたい想いを込め

               て踊ります。

 

 

車人形浄瑠璃

日本の昔を知る 車人形の不思議な世界

 

佐倉義民伝「甚兵衛渡し場の段」

(車人形浄瑠璃)

講談、浪曲、歌舞伎で愛され続けた名作。江戸時代に命を懸けて領民を救った、佐倉宗吾(さくらそうご)の物語を車人形〔背柱式〕浄瑠璃で上演し、今に伝えます。

死を覚悟しての帰郷

無情にも渡し船は鎖につながれ

かなわぬ妻子とのいとまごい。

名主宗吾に死を覚悟させた理由とは...

その時、渡し守甚兵衛の下した決断は...

 

徳川幕政下、佐倉藩で起こった史実を元に

感動の名作「佐倉義民伝」が車人形浄瑠璃

として、よみがえりました!

三味線弾き語りは、藤尾千恵子。

人形から大道具まで、手作りの舞台をご堪

能下さい!

時代の軋れきにほんろうされ、

それでも積極的に生きた

二人の選んだ道...

 

今生きている

私たちの歩むべき道とは...

 

 

 

新曲さんしょう太夫「鳥おい歌の段」

(車人形浄瑠璃)

 さんしょう太夫の物語は、古くから日本人が愛してきた作品のひとつで、森鴎外の小説をはじめ、義太夫や新内など多くの芸能に取り上げられています。 この作品では、主人公を「つしおお」といい、鍛冶屋となって登場し、母子の深い情愛を中心に描いています。当時は、人をさらって売り買いし、お金を儲ける「人買い」が当たり前のように行われていた時代でした。しかし、時代が変わった今も、人を貶めたり、命を奪う悲劇が後を絶ちません。艱難辛苦の旅の中、決して消えない親子の情愛、正義と真心。そしてたどり着いた佐渡島で出会ったものとは...。 分かり安い現代の言葉で語り、三味線の弾き語りにのせて伝統ある車人形〔背柱 

               式〕にて上演致します。 伴奏:13絃、17絃、尺八、篠笛

                                          ※写真をクリックしてみて下さい、動画が再生できます。

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